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酵母(イースト)の種類と特徴


ドライイースト(乾燥酵母)


乾燥した粉状のイースト(酵母)で、ビールの醗酵工程にて使用する。液状のリキッドイーストに比べ酵母の種類は少ないが、コンパクトで安価。

FERMENTIS(ファーメンティス)

ドライイースト(乾燥)を扱う主要なメーカーで、日本でも手に入りやすい酵母。
様々なスタイルに適用する酵母がある。

品種
Safale
S-04




高い凝集性を持ち、ビールをクリアさせる特徴があるイングリッシュイースト。エールタイプのビールに幅広く使え、カスク・コンディションのエールにも使用できる。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:12-25℃
  (理想は15-20℃)

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:75%
凝集性 :高
製造元 :Fermentis
使

・イングリッシュペールエール
・ビター
・ブラウンエール
・イングリッシュIPA
・ポーター
・バーレーワイン
・カスクエール
・オールドエール



・Wyeast 1098
・White labs WLP007
・Imperial A01
・GigaYeast GY031
Safale
S-05




最もポピュラーなアメリカンイーストの一つで、クリーンで爽快なフレーバー、ジアセチル発生が低いという特徴をもつ。様々なアメリカのクラフトビールに使用できる。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:12-25℃
  (理想は15-22℃)

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:81%
凝集性 :中
製造元 :Fermentis
使

・ペールエール
・IPA
・レッドエール
・クリームエール
・ブロンドエール



・Lallemand BRY-97
・Wyeast 1056
・White labs WLP001
・Imperial A07
・GigaYeast GY001
・Mangrove Jack's M10
Safale
HA-18




酵母と酵素のブレンドでとても高い醗酵度を持つ。そのため高い比重をもつバーレーワイン等の用途に向いている。アルコール度数18%まで到達できる能力がある。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:25-35℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:97%
凝集性 :-
製造元 :Fermentis
使

・バーレーワイン


・White labs WLP099
Safale
K-97




エステル香の発生が低いエールやベルジャンウィートビールに使用できる。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:12-25℃
  (理想は15-20℃)

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:81%
凝集性 :高
製造元 :Fermentis
使

・ベルジャン・ウィート
・ケルシュ



・Wyeast 1007
・White labs WLP036
・Imperial G02
Safale
BE-134




高い醗酵度が特徴で、主にベルジャンセゾンに使われる酵母。フルーティでわずかにクローブの様なスパイシーなアロマをもたらす。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:18-28℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:90%
凝集性 :低
製造元 :Fermentis
使

・ベルジャン・セゾン
・ベルジャンゴールデンストロングエール
・ベルジャン・ブロンドエール
・フルーツビール



・Wyeast 3724
・Wyeast 3711
・White labs WLP565
・GigaYeast GY027
・Lallemand Belle Saison
Safbrew
WB-06




ウィートビール用酵母で、バナナの様なエステル香、クローブの様なフェノール香が発生しやすい。醗酵温度が低いとバナナ、高いとクローブの香りが出やすい。また凝集性が低く濁りのあるビールとなるためヘーフェヴァイツェンに使用される。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:12-25℃
(理想は18-24℃)

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:86%
凝集性 :低
製造元 :Fermentis
使

・ヘーフェヴァイツェン
・ドュンケルヴァイツェン
・ヴァイツェンボック
・ベルジャン・ウィート



・Wyeast 3068
・Wyeast 3056
・White labs WLP300
・White labs WLP380
Safbrew
S-33




幅広い用途に使える酵母だが、特にトラピストやベルジャン系のビールに使用できる。凝集性が低いため濁りが発生するのが特徴。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:12-25℃
  (理想は15~20℃)

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:70%
凝集性 :低
製造元 :Fermentis
使

・トラピスト
・ベルジャン・ウィート
・オールドエール
・バーレーワイン



・Wyeast 3787
・Wyeast 3789-PC
・White labs WLP500
・White labs WLP510
・White labs WLP530
Safbrew
T-58




エステル香、そしてほんの少しスパイシーな特徴の酵母。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:12-25℃
  (理想は15~20℃)

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:70%
凝集性 :低
製造元 :Fermentis
使

・ベルジャン・ブロンド
・ベルジャン・トリペル
・ストロングエール
・ダークエール



・Wyeast 1214
・Wyeast 1762
・White labs WLP500
・White labs WLP540
Safbrew
BE-256
(Abbaye)




ハイアルコールで知られるアビィ(修道院)スタイルのビールを醸造する際に適した酵母。素早く醗酵し絶妙なバランスのアロマをもたらす。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:12-25℃
  (理想は15-20℃)

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:82%
凝集性 :高
製造元 :Fermentis
使

・ベルジャン・デュッベル
・トリペル
・ウインター・ウォーマー
・クリスマスビール
・スパイスビール
・セゾン



・Abbaye Belgian Ale
・Wyeast 1214
・Wyeast 1762
・White labs WLP530
・White labs WLP540
Saflager
S-23




ドイツ・ベルリン起源の下面発酵酵母でフルーティでエステル香のあるラガーに使用する。凝集性が高くクリアなラガーとなる。




醗酵種別:下面醗酵
醗酵温度:9-22℃
  (理想は12-15℃)

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:82%
凝集性 :高
製造元 :Fermentis
使

・アメリカンラガー
・メルツェン
・ミュンヘンデュンケル
・ボック
・アルト
・シュバルツ
・バルチック・ポーター
・ヨーロピアンラガー



・Wyeast 2206
・Wyeast 2247
・White labs WLP820
・White labs WLP920
Saflager
W-34/70




ドイツ・ヴァイエンシュテファン起源の下面発酵酵母で、世界的に使用されているポピュラーがラガー酵母。フローラルでフルーティなアロマが特徴。クリーンで飲みやすいビールとなる。




醗酵種別:下面醗酵
醗酵温度:9-22℃
  (理想は12-15℃)

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:83%
凝集性 :高
製造元 :Fermentis
使

・ボヘミアン・ピルスナー
・ビエナ・ラガー
・ジャーマン・ラガー
・アメリカン・アンバーラガー
・ドルトムンダー
・ドルトムンダーエクスポート



・Lallemand Diamond Lager
・Wyeast 2124
・White labs WLP830
・Imperial L13
Saflager
S-189




スイスのhürlimann醸造所が起源の酵母。ニュートラルなフレーバーで高いドリンカビリティのあるビールを作る。




醗酵種別:下面醗酵
醗酵温度:9-22℃
  (理想は12-15℃)

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:84%
凝集性 :高
製造元 :Fermentis
使

・ジャーマン・ラガー
・ビエナ・ラガー
・ボヘミアン・ピルスナー
・ミュンヘン・へレス
・カリフォルニア・コモン
・アメリカン・ラガー
・メルツェン



・White labs WLP885
・Wyeast 2124
・Imperial L13
・Saflager W-34/70
・Lallemand Diamond Lager



Lallemand(ラレマンド) - Danster(ダンスター)

フランスに拠点を置くドライイーストを扱うメーカーの一つ。
セゾン用酵母のベルセゾンやカスクコンディション用のCBC-1など、用途に沿ったドライイーストも存在。

品種
Abbaye
Belgian Ale




ベルギー起源の酵母で、典型的なベルジャンスタイルやトラピストビールが持つフルーティさとスパイシーさをもたらす。高温度醗酵の場合トロピカル、スパイシー、バナナ、低温の場合はダークフルーツ、ナツメヤシ、イチジクの様なフレーバーとアロマを持つ。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:17-25℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:(高)
凝集性 :高
製造元 :Lallemand
     (Danster)
使

・ベルジャン・デュッベル
・トリペル
・ウインター・ウォーマー
・クリスマスビール
・スパイスビール
・セゾン



・Safbrew BE-256
・Wyeast 1214
・Wyeast 1762
・White labs WLP530
・White labs WLP540
Belle Saison




ベルギー起源のエール酵母で、セゾンを作る際に適したドライイースト。フルーティでスパイシーなアロマ。高温醗酵にも適していて、高い温度ほど酵母由来のアロマが際立つ。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:15-35℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:77-83%
凝集性 :低
製造元 :Lallemand
     (Danster)
使

・セゾン


・Wyeast 3711
・Wyeast 3724
・White labs WLP565
・White labs WLP566
・White labs WLP568
・White labs WLP590
・GigaYeast GY027
BRY-97
West Coast Ale




アメリカ西海岸スタイルのエールに適した酵母で、アメリカンスタイルのビールに幅広く使用できる。その他メーカーの酵母で言うとUS-05、WLP001、Wyeast 1056に類似する。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:15-22℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:73-77%
凝集性 :高
製造元 :Lallemand
     (Danster)
使

・ペールエール
・IPA
・アンバーエール
・クリームエール
・アメリカンウィート
・ライ
・スコッチエール
・ブラウンエール
・スタウト
・ロシアンインペリアルスタウト



・Safale S-05
・Wyeast 1056
・White labs WLP001
・Imperial A07
・GigaYeast GY001
・Mangrove Jack's M10
CBC-1
Cask & Bottle Conditioning




再醗酵に優れ、カスクまたはボトルでのコンディションを行うビールに適した酵母。アルコールと圧力に耐性がある。フレーバーはニュートラルなため、ビールそのもののフレーバーを保つ。シャンパンの様なビールやフルーツビールにも適する。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:20℃(1次)
  (15-25℃(再醗酵))

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:73-77%
凝集性 :高
製造元 :Lallemand
     (Danster)
使

・ペールエール
・IPA
・カスクエール
・バーレーワイン
・カリフォルニアコモン
・スタウト
・セゾン
・フルーツエール



・Wyeast 1026-PC
Diamond
Lager




ドイツ起源のラガー酵母。クリーンなラガーとなり、伝統的なラガーだけでなく様々なラガーに使用できる。




醗酵種別:下面醗酵
醗酵温度:10-15℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:(高)
凝集性 :高
製造元 :Lallemand
     (Danster)
使

・ミュンヘン・へレス
・ドルトムンダーエクスポート
・ボヘミアン・ピルスナー
・ビエナ・ラガー
・メルツェン
・シュバルツ
・カリフォルニアコモン



・Saflager W-34/70
・Wyeast 2124
・White labs WLP830
・Imperial L13
London ESB
English-style Ale




イングリッシュエール用の酵母で適度なエステルを生み出す。ESB(エクストラ・スペシャル・ビター)にはもちろん、イングリッシュペールエールやビター、マイルドにも適している。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:18-22℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:(中)
凝集性 :低
製造元 :Lallemand
     (Danster)
使

・ESB
・イングリッシュペールエール
・ビター
・マイルド



・Wyeast 1968
・White labs WLP002
・Imperial A09
Munich
Wheat Beer




ドイツ・バイエルン地方に起源をもつ酵母。小麦ビールに幅広く使用できる。ごくわずかなエステルとフェノールを作る。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:17-22℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:(中-高)
凝集性 :低
製造元 :Lallemand
     (Danster)
使

・アメリカンウィート
・ベルジャンホワイト
・ベルリーナー・ヴァイセ
・ゴーゼ
・ヴァイツェン
・ヘーフェヴァイツェン
・ドュンケル・ヴァイス
・ヴァイツェンボック



・Wyeast 3638
・White labs WLP351
・White labs WLP380
・Safbrew WB-06
Munich Classic
Wheat Beer




小麦ビール用のドイツ・バイエルン地方の酵母。スパイシーでエステル感のあるアロマを作り出す。伝統的なドイツの小麦ビールに使用できる。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:17-22℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:(中-高)
凝集性 :低
製造元 :Lallemand
     (Danster)
使

・ヴァイツェン
・ドュンケル・ヴァイツェン
・ヴァイツェンボック



・Wyeast 3608
・Wyeast 3056
・White labs WLP300
・White labs WLP380
・Safbrew WB-06
・Lallemand Munich
Nottingham
Ale




英国スタイルエールに使用されるノッティンガムのエール酵母。高い性能があり伝統的なスタイルのビールだけでなく多目的に使用できる。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:10-22℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:(高)
凝集性 :高
製造元 :Lallemand
     (Danster)
使

・ペールエール
・アンバーエール
・ポーター
・スタウト
・バーレーワイン
・ゴールデンエール
・ケルシュ
・IPA
・インペリアルスタウト



・Wyeast 1968
・Wyeast 1028
・White labs WLP039
・White labs WLP002
・Safale S-04
・Lallemand Windsor
Windsor
British-Style
Beer




英国の酵母で、エステル感があり、口と鼻にわずかにフレッシュな酵母のフレーバーのあるビールを作る。フルボディでフルーティな伝統的イングリッシュエールに使われる。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:15-22℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:(中)
凝集性 :低
製造元 :Lallemand
     (Danster)
使

・マイルド
・ビター
・アイリッシュレッド
・イングリッシュブラウンエール
・ポーター
・スウィートスタウト



・Wyeast 1275
・Wyeast 1028
・White labs WLP023
・White labs WLP002
・Safale S-04
・Lallemand Nottingham
Lalbrew
New England




アメリカ東海岸スタイルのエールイースト。ホップのアロマとフレーバーを保ち、フルーティなフレーバーをもたらす。トロピカルでヘイジーなニューイングランドIPAに使用される。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:15-22℃

酵母状態:ドライ(乾燥)
糖醗酵度:(中-高)
凝集性 :中
製造元 :Lallemand
     (Danster)
使

・ニューイングランドIPA


・Wyeast 1318
・GigaYeast GY054
・White Labs WL008
・Safale S-04



Morgans(モーガンズ) / Brew cellar(ブリューセラー)

オーストラリアの(おそらく)リパッケージのセラーで、
中身はFermentisもしくはLallemandのいずれかの酵母だと思われる。

品種
English
Ale Yeast




英国エール向けのビール酵母。LallemandのWindsorのリパッケージ品と思われる。(もしくはFermentisのS-04)


・Lallemand Windsor
・Safale S-04
American
Ale Yeast




アメリカエール向けのビール酵母。FermentisのSafale S05のリパッケージ品と思われる。


・Fermentis S-05
Premium
Ale Yeast




エール用ビール酵母。FermentisのS-04のリパッケージ品と思われる。(もしくはT-58)


・Safale S-04
・Safbrew T-58
Wheat
Beer Yeast




ウィートビール用の酵母。FermentisのK-97のリパッケージ品と思われる。


・Safale K-97
European
Lager Yeast




ドイツのヴァイエンシュテファン起源のラガー酵母。FermentisのS-23のリパッケージ品と思われる。


・Saflager S-23
Premium
Lager Yeast




ベルリン起源のラガー酵母。FermentisのW-34/70のリパッケージと思われる。


・Saflager W-34/70




リキッドイースト(液体酵母)


液体のイースト(酵母)で、ビールの醗酵工程にて使用する。ドライイーストに比べ割高で使用期限が短い。また使用前に予備発酵の必要がある。


Wyeast(ワイースト)

アメリカ・オレゴンのリキッドイースト(液体)を扱う主要なメーカーの一つ。
日本では入手しずらいが、様々なビアスタイルに適した酵母が存在する。

品種
1056
American Ale




クリーンで爽やかなフレーバー、マイルドなエステルが特徴。多目的に使用できる酵母。15-19℃で醗酵させると柑橘系のアロマが際立つ。アメリカのシエラネバダ醸造所が起源の酵母される。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:15-22℃

酵母状態リキッド(液体)
糖醗酵度:73-77%
凝集性 :中
製造元 :Wyeast
使

・ペールエール
・アンバーエール
・ブラウンエール
・IPA
・ダブルIPA



・Safale S-05
・Lallemand BRY-97
・White labs WLP001
・Imperial A07
・GigaYeast GY001
・Mangrove Jack's M10
1098
British Ale




ブリティッシュ酵母で、ビールがドライでクリスプ、後味がクリーンでニュートラルなバランスのいいビールとなる。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:18-22℃

酵母状態リキッド(液体)
糖醗酵度:73-75%
凝集性 :中
製造元 :Wyeast
使

・ブリティッシュブラウンエール
・アメリカンポーター
・イングリッシュIPA
・ブロンドエール
・バーレーワイン



・Whitelabs WLP007
・Imperial A01
・GigaYeast GY031
・Safale S-04
1318
London Ale III




伝統的なロンドンのブルワリーが起源の酵母。フルーティでソフトな口当たり、ほのかな甘みが特徴。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:18-23℃

酵母状態リキッド(液体)
糖醗酵度:71-75%
凝集性 :高
製造元 :Wyeast
使

・ビター
・イングリッシュIPA
・ロンドンブラウンエール
・ニューイングランドIPA



・Wyeast 1098
・White labs WLP007
・White Labs WLP008
・GigaYeast GY054
・Yeast Bay's Vermont Ale
・Safale S-04
1968
London ESB Ale




カスクコンディションエール起源の酵母で凝集性が高く、モルティなビールに使われる。醗酵度がその他酵母に比べてやや低くそのためほのかな甘みを残す。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:18-20℃

酵母状態リキッド(液体)
糖醗酵度:67-71%
凝集性 :高
製造元 :Wyeast
使

・マイルド
・ビター
・ブラウンエール
・ESB



・White labs WLP002
・Imperial A09
・Lallemand London ESB
3711
French Saison






多目的な酵母でセゾンやファームハウススタイルのビールの他、エステリーでスパイシーなベルジャンスタイルのビールにも使用できる。シルキーな口当たりを残すのも特徴。高いアルコール度数のビールにも使える。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:18-25℃

酵母状態リキッド(液体)
糖醗酵度:77-83%
凝集性 :低
製造元 :Wyeast
使

・セゾン
・ベルジャン・ウィート
・ベルジャンゴールデンストロングエール
・ベルジャンダークストロングエール



・Imperial B64
・GigaYeast GY018
・White labs WLP566
・Safbrew T-58
3724
Belgian Saison






古典的な農家のエール酵母。スパイシーでバブルガムを含んだ複雑なアロマ。醗酵温度が上がるとマイルドな酸味をもたらす。醗酵が早く始まる特徴がある。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:21-35℃

酵母状態リキッド(液体)
糖醗酵度:76-81%
凝集性 :低
製造元 :Wyeast
使

・セゾン


・White labs WLP565
・GigaYeast GY027
・Lallemand Belle Saison


White labs(ホワイトラボ)

Wyeastと並ぶアメリカのリキッドイースト(液体)を扱う主要なメーカーの一つ。
こちらも日本では入手しずらいが、クラフトビールに適した酵母が多数存在する。

品種
WLP001
California Ale




クリーンでバランスの取れたフレーバーで、ホップの特徴を強調する。様々なスタイルのエールに使用できる多目的な酵母。アメリカのシエラネバダ醸造所が起源とされる。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:20-22℃

酵母状態リキッド(液体)
糖醗酵度:73-80%
凝集性 :中
製造元 :White labs
使

・ペールエール
・IPA
・ダブルIPA
・アンバーエール
・ブロンドエール
・クリームエール



・Wyeast 1056
・Safale S-05
・Lallemand BRY-97
・Imperial A07
・GigaYeast GY001
・Mangrove Jack's M10
WLP002
English Ale




イングランドのブルワリー「Fullers」起源とされる伝統的なESB酵母で英国スタイルのビールに使われる。ビールをクリアにしほのかな甘みを残す。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:18-20℃

酵母状態リキッド(液体)
糖醗酵度:63-70%
凝集性 :高
製造元 :White labs
使

・マイルド
・ビター
・ポーター
・イングリッシュスタウト



・Wyeast 1968
・Imperial A09
・Lallemand London ESB
WLP007
Dry English Ale




クリーンで高い凝集性と糖醗酵度を持つ酵母。WLP002とフレーバーは似ているが10%ほど醗酵度が高く、このためWLP002より甘みが少なくドライとなり、アルコール度数も高くなる。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:18-21℃

酵母状態リキッド(液体)
糖醗酵度:70-80%
凝集性 :中-高
製造元 :White labs
使

・ビター
・ESB
・スタウト
・バーレーワイン
・IPA
・インペリアルIPA



・Wyeast 1098
・Imperial A01
・GigaYeast GY031
・Safale S-04
WLP008
East Coast Ale




アメリカの東海岸スタイルのIPAに使用される酵母。WLP001と特徴は似ているが、より低い糖醗酵度と凝集性を持ちわずかな酸味がある。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:20-22℃

酵母状態リキッド(液体)
糖醗酵度:70-75%
凝集性 :低-中
製造元 :Wyeast
使

・ニューイングランドIPA
・IPA
・インペリアルIPA
・ブロンドエール
・アルト



・Wyeast 1318
・GigaYeast GY054
・Lallemand New England
WLP565
Belgian Saison I




ベルギー・ワロン地域の伝統的なセゾン酵母。大地、ペッパー、スパイシーな特徴を持ちほのかに甘みをもたらす。




醗酵種別:上面醗酵
醗酵温度:20-24℃

酵母状態リキッド(液体)
糖醗酵度:65-75%
凝集性 :中
製造元 :Wyeast
使

・セゾン


・Wyeast 3724
・GigaYeast GY027
・Lallemand Belle Saison